ザンビア渡航に関する医療概要

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ザンビア渡航時に推奨されるワクチン

Vaccine recommendation

推奨ワクチン対象接種回数と接種に必要な期間1回あたりの価格
A型肝炎全ての渡航者1回15,400円
腸チフス全ての渡航者1回14,300円
狂犬病全ての渡航者2回(1週間)27,500円
破傷風・ジフテリア・百日咳
(T-dap)
全ての渡航者1回9,900円
チクングニア長期滞在者1回77,000円
コレラ援助従事者や医療弱者など2回(1週間)13,200円
B型肝炎医療従事者、
長期滞在者など
3回(3週間)13,200円

上記は一例です。 患者様のご要望に応じてワクチンをご案内いたします。
また、上記ワクチンは全て同日に接種可能でございます。

ザンビアで流行している感染症の概要

Disease Outbreaks

食べ物・水でうつる感染症

「高級ホテルや高級レストランしか行かないから大丈夫」「市街地だけの滞在だから安心」という思い込みは危険です。例えば、A型肝炎はごく少量のウイルスでも感染が成立するため、食材の仕入れ・輸送・下処理の段階で混入する可能性は否定できません。

A型肝炎

ビクトリアの滝周辺のリビングストンでは、観光客向けのレストランやローカルマーケットが混在しており、衛生状態にばらつきがあります。ザンベジ川沿いのサンセットクルーズで提供される軽食にも注意が必要です。A型肝炎は、汚染された水や氷、生野菜、カットフルーツなどを口にすることで感染します。発症すると、発熱、吐き気、食欲不振といった症状に続き、黄疸が出ることがあります。また、数週間にわたって強い倦怠感が続くこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくことで、安心して旅を楽しむことができます。

腸チフス

リビングストンの街中にある屋台や地元の飲食店では、氷入りの飲み物や生野菜サラダが提供されることがあります。南ルアングワ国立公園やカフエ国立公園周辺のロッジでも、調理環境によってはリスクが生じる可能性があります。チフスは汚染された水や食品から感染します。特に氷、十分に洗浄されていない生野菜、加熱が不十分な料理には注意が必要です。高熱、頭痛、腹痛、便秘や下痢などの症状が続き、完全な回復には、数週間から数カ月を要します。渡航前のワクチン接種と、現地での飲食物への注意を組み合わせることが効果的な予防策となります。

コレラ

ザンビアではルサカ州を中心に低リスクながらコレラの感染が確認されています。ビクトリアの滝観光の際、経由地として立ち寄ることの多いルサカでは、屋台や衛生環境の整っていない飲食店での食事に注意が必要です。コレラは汚染された水や食品から感染します。特に生水や氷、十分に加熱されていない魚介類には注意が必要です。突然の激しい水様性下痢と嘔吐が特徴です。急速に脱水症状が進行し、重症化すると死に至ることもあります。援助活動や医療関係者、現地に知人を訪ねる方は、ワクチン接種を検討してください。

血液・体液でうつる感染症

B型肝炎

ビクトリアの滝周辺ではアドベンチャーアクティビティが盛んで、ザンベジ川でのラフティングやバンジージャンプ、ジップラインなどを楽しむ観光客も多くいます。これらの活動中にけがをした場合、現地の医療施設で縫合や注射などの処置を受ける可能性があります。また、配車アプリやレンタカーを利用した移動中の交通事故も、救急医療を受けるきっかけになり得ます。自覚症状がないことも多いですが、慢性肝炎に至ると肝硬変、さらには肝がんへと進行する可能性がある、決して軽視できない疾患です。医療従事者や長期滞在者はもちろん、現地の人との交流が予想される方もワクチン接種を検討してください。

蚊が媒介する感染症(都市部でも日中に刺されます)

チクングニア

リビングストンやビクトリアの滝周辺では、日中の観光中でも蚊に刺される可能性があります。チクングニアを媒介する蚊は都市部でも活動し、特に早朝、夕方、夜間に活発になりますが、日中も油断はできません。発症すると発熱、関節炎、発疹がみられます。全身の強い関節の痛みが特徴的で、年単位で痛みが続いて歩行に支障をきたすこともあります。長期滞在を予定している方はワクチン接種を検討するとともに、虫よけ剤の使用や長袖・長ズボンの着用といった防蚊対策を徹底しましょう。

動物曝露と狂犬病

狂犬病

ビクトリアの滝周辺のリビングストンでは、街中を歩く野良犬を見かけることがあります。また、南ルアングワ国立公園やカフエ国立公園でのサファリツアーでは、野生動物との距離が近くなる場面もあります。犬などの動物に噛まれたり、ひっかかれたり、傷口をなめられたりするだけで感染するおそれがあるため、動物との距離を保つことが非常に重要です。発症すると、恐水症、けいれん、意識障害といった症状が現れ、死に至る確率が極めて高い病気です。万が一動物に噛まれた場合は、すぐに傷口を洗浄し、ワクチンと免疫グロブリンを接種する必要がありますが、現地での手配は簡単ではないこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくとともに、むやみに動物に手を出さないなどといった基本的な行動を徹底しましょう。

外傷と破傷風・ジフテリア・百日咳

これら3つの感染症はTdapワクチン1回の接種で同時に予防できます。最後の接種から10年以上経過している方は追加接種を受けることを強くお勧めします。

破傷風

ビクトリアの滝の遊歩道は濡れて滑りやすい箇所があり、転倒によるすり傷を負うリスクがあります。また、ザンベジ川でのラフティングや南ルアングワ国立公園でのウォーキングサファリなど、自然の中でのアクティビティでは土や砂塵に触れる機会が増えます。破傷風菌は土の中に生息し、金属片や木のトゲによる刺し傷、転倒によるすり傷などから体内に侵入します。感染後、数日から数週間で開口障害、けいれんなどの症状が出現し、治療しない場合死に至る可能性もあります。ご自身のワクチン接種歴を確認し、長ズボンや歩きやすい靴を着用する、けがをしたらすぐに傷口を洗浄・消毒するといった基本的な対策を心がけましょう。

ジフテリア

日本からザンビアへ渡航する際は、ヨハネスブルグ経由の便を利用することが一般的で、空港や機内で長時間過ごすことになります。また、ビクトリアの滝周辺の観光スポットや、リビングストンの中心部では多くの観光客と近い距離で接する機会があります。ジフテリアは咳やくしゃみなどの飛沫によって感染するため、近距離での会話や混雑した場所で感染するリスクが高まります。主な症状は、喉の痛み、発熱、扁桃に付く白い膜、首の腫れなどです。ワクチン接種に加え、手洗いやうがい、手指の消毒、マスクの着用などを心がけましょう。

百日咳

ヨハネスブルグ経由の長距離フライトや、リビングストンからビクトリアの滝へ向かう観光バスなど、換気が制限される空間で過ごす時間が長くなることがあります。百日咳は飛沫やエアロゾルによって感染し、換気の悪い空間では特に感染リスクが高まります。激しい咳が数週間続き、息苦しくなることもあり、夜間の睡眠が妨げられる場合もあります。ワクチン接種に加えて、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用を徹底し、日頃から体調管理に気を配りましょう。

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渡航前ワクチンはトラベルクリニック東京

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