カンボジア渡航に関する医療概要.

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カンボジア渡航時に推奨されるワクチン

Vaccine recommendation

推奨ワクチン対象接種回数と接種に必要な期間1回あたりの価格
A型肝炎全ての渡航者1回15,400円
腸チフス全ての渡航者1回14,300円
狂犬病全ての渡航者2回(1週間)27,500円
破傷風・ジフテリア・百日咳
(T-dap)
全ての渡航者1回9,900円
日本脳炎全ての渡航者1回14,300円
チクングニア6ヶ月以上の長期滞在者1回77,000円
コレラ一部の渡航者2回(1週間)13,200円
B型肝炎医療従事者、
長期滞在者など
3回(3週間)13,200円

上記は一例です。 患者様のご要望に応じてワクチンをご案内いたします。
また、上記ワクチンは全て同日に接種可能でございます。

カンボジアで流行している感染症の概要

Disease Outbreaks

食べ物・水でうつる感染症

「高級ホテルや高級レストランしか行かないから大丈夫」「市街地だけの滞在だから安心」という思い込みは危険です。例えば、A型肝炎はごく少量のウイルスでも感染が成立するため、食材の仕入れ・輸送・下処理の段階で混入する可能性は否定できません。

A型肝炎

プノンペンやシェムリアップの市場、屋台での飲食を楽しむ場合にも注意が必要です。A型肝炎は、汚染された水や氷、生野菜、カットフルーツなどを口にすることで感染します。発症すると、発熱、吐き気、食欲不振といった症状に続き、黄疸が出ることがあります。また、数週間にわたって強い倦怠感が続くこともあります。渡航前にワクチン接種を済ませておくことで、安心して現地の食文化を楽しむことができます。

腸チフス

首都プノンペンのビジネス街や、アンコールワット観光の拠点となるシェムリアップでも感染リスクがあります。チフスは汚染された水や食品から感染します。特に氷、十分に洗浄されていない生野菜、加熱が不十分な料理には注意が必要です。高熱、頭痛、腹痛、便秘や下痢などの症状が続き、完全な回復には、数週間から数カ月を要します。出張期間が長くなるほどリスクも高まるため、ワクチン接種による予防をお勧めします。

コレラ

プノンペン市内やシアヌークビルなどの港湾都市でも、衛生状態の良くない飲食店では感染リスクがあります。コレラは汚染された水や食品から感染します。特に生水や氷、十分に加熱されていない魚介類には注意が必要です。突然の激しい水様性下痢と嘔吐が特徴です。急速に脱水症状が進行し、重症化すると死に至ることもあります。ペットボトルの飲料水を選び、食事は十分に加熱された料理を選ぶようにしましょう。

血液・体液でうつる感染症

B型肝炎

カンボジアでは、配車アプリやレンタカーを利用した移動中の交通事故、あるいは緊急時の縫合や注射などの医療行為を通じて感染するリスクがあります。また、長期滞在中に現地の人との交流が深まることで感染機会が生じる可能性も考えられます。自覚症状がないことも多いですが、慢性肝炎に至ると肝硬変、さらには肝がんへと進行する可能性がある、決して軽視できない疾患です。渡航前にワクチン接種を済ませておくことで、不測の事態にも備えることができます。

蚊が媒介する感染症(都市部でも刺されます)

日本脳

シェムリアップ周辺の水田地帯やプノンペン郊外の農村部を訪れる際は特に注意が必要です。日本脳炎ウイルスを媒介する蚊は主に夕方から夜間にかけて活動し、水田や湿地帯の近くに多く生息しています。日本脳炎は突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。後遺症を残すことや死に至ることもあります。郊外への訪問を予定している方は、渡航前のワクチン接種を検討してください。

チクングニア

シェムリアップをはじめとする観光地や都市部でも、日中に活動する蚊によって感染するリスクがあります。チクングニアを媒介する蚊は早朝、夕方、夜間に特に活発に活動しますが、日中でも刺されることがあります。発症すると発熱、関節炎、発疹がみられます。全身の強い関節の痛みが特徴的で、年単位で続いて歩行に支障をきたすこともあります。長袖・長ズボンの着用、虫よけ剤の使用など、蚊に刺されないための対策を徹底しましょう。

動物曝露と狂犬病

狂犬病

プノンペン市内の路地やシェムリアップのアンコール遺跡周辺では、野良犬や猿に遭遇する機会があります。犬などの動物に噛まれたり、ひっかかれたり、傷口をなめられたりするだけで感染するおそれがあるため、動物との距離を保つことが非常に重要です。発症すると、恐水症、けいれん、意識障害といった症状が現れ、死に至る確率が極めて高い病気です。万が一動物に噛まれた場合は、すぐに傷口を洗浄し、ワクチンと免疫グロブリンを接種する必要がありますが、現地での手配は簡単ではないこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくとともに、むやみに動物に手を出さないなどといった基本的な行動を徹底しましょう。

外傷と破傷風・ジフテリア・百日咳

これら3つの感染症はTdapワクチン1回の接種で同時に予防できます。最後の接種から10年以上経過している方は追加接種を受けることを強くお勧めします。

破傷風

プノンペンやシアヌークビルの建設現場周辺、あるいは郊外の未舗装道路を歩く際には注意が必要です。破傷風菌は土の中に生息し、金属片や木のトゲによる刺し傷、転倒によるすり傷などから体内に侵入します。感染後、数日から数週間で開口障害、けいれんなどの症状が出現し、治療しない場合死に至る可能性もあります。ご自身のワクチン接種歴を確認し、長ズボンや歩きやすい靴を着用する、けがをしたらすぐに傷口を洗浄・消毒するといった基本的な対策を心がけましょう。

ジフテリア

プノンペン国際空港やシェムリアップ空港、市内の混雑したショッピングセンターなど、人が密集する場所での感染リスクがあります。ジフテリアは咳やくしゃみなどの飛沫によって感染するため、近距離での会話や混雑した場所で感染するリスクが高まります。主な症状は、喉の痛み、発熱、扁桃に付く白い膜、首の腫れなどです。ワクチン接種に加え、手洗いやうがい、手指の消毒、マスクの着用などを心がけましょう。

百日咳

長時間のフライトやプノンペン市内の会議室など、換気が十分でない空間で感染リスクが高まります。百日咳は飛沫やエアロゾルによって感染し、換気の悪い空間では特に感染リスクが高まります。激しい咳が数週間続き、息苦しくなることもあり、夜間の睡眠が妨げられる場合もあります。ワクチン接種に加えて、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用を徹底し、日頃から体調管理に気を配りましょう。

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渡航前ワクチンはトラベルクリニック東京

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