ベトナム渡航に関する医療概要.

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ベトナム渡航時に推奨されるワクチン

Vaccine recommendation

推奨ワクチン対象接種回数と接種に必要な期間1回あたりの価格
A型肝炎全ての渡航者1回15,400円
B型肝炎全ての渡航者3回(3週間)13,200円
腸チフス全ての渡航者1回14,300円
狂犬病全ての渡航者2回(1週間)27,500円
破傷風・ジフテリア・百日咳
(T-dap)
全ての渡航者1回9,900円
日本脳炎全ての渡航者1回14,300円
チクングニア6ヶ月以上の長期滞在者1回77,000円

上記は一例です。 患者様のご要望に応じてワクチンをご案内いたします。また、上記ワクチンは全て同日に接種可能でございます。

ベトナムで流行している感染症の概要

Disease Outbreaks

食べ物・水でうつる感染症

「高級ホテルや高級レストランしか行かないから大丈夫」「市街地だけの滞在だから安心」という思い込みは危険です。例えば、A型肝炎はごく少量のウイルスでも感染が成立するため、食材の仕入れ・輸送・下処理の段階で混入する可能性は否定できません。

A型肝炎

ホーチミンやハノイの繁華街での食事はもちろん、ビンズオン省やドンナイ省の工業団地周辺で昼食をとる際にも注意が必要です。A型肝炎は、汚染された水や氷、生野菜、カットフルーツなどを口にすることで感染します。発症すると、発熱、吐き気、食欲不振といった症状に続き、黄疸が出ることがあります。また、数週間にわたって強い倦怠感が続くこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくことで、こうしたリスクを大幅に軽減することができます。


腸チフス

ハノイやホーチミンのローカルレストランや屋台での食事、ハイフォンやダナンでの接待など、さまざまな場面でリスクがあります。チフスは汚染された水や食品から感染します。特に氷、十分に洗浄されていない生野菜、加熱が不十分な料理には注意が必要です。高熱、頭痛、腹痛、便秘や下痢などの症状が続き、完全な回復には、数週間から数カ月を要します。ワクチン接種による予防が有効ですので、出発前に医療機関で相談することをお勧めします。

血液・体液でうつる感染症

B型肝炎

ベトナムではB型肝炎ウイルスの保有率が高く、出張中に思わぬ形で感染するリスクがあります。ホーチミンやハノイでの移動中に交通事故に遭い、救急処置として縫合や注射を受ける際に感染することも考えられます。また、配車アプリやレンタカーを利用した移動中の事故、現地の人との交流なども感染経路となりえます。自覚症状がないことも多いですが、慢性肝炎に至ると肝硬変、さらには肝がんへと進行する可能性がある、決して軽視できない疾患です。渡航前にワクチン接種を完了しておくことで、万が一の事態に備えることができます。

蚊が媒介する感染症(都市部でも刺されます)

日本脳炎

日本脳炎は主に農村部で感染リスクが高く、ハノイ周辺の郊外やメコンデルタ地域を訪れる際には特に注意が必要です。バクニン省やフンイエン省の工業団地周辺には水田が広がっており、夕方から夜間にかけて活動する蚊に刺されるリスクがあります。日本脳炎は突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。後遺症を残すことや死に至ることもあります。長期滞在者や農村部への出張が予定されている方は、ワクチン接種を検討してください。

チクングニア熱

チクングニアを媒介する蚊は、ホーチミンやハノイなどの都市部でも日中に活動しています。ビンズオン省やドンナイ省の工場視察中や、ダナンでの会議の合間に屋外で過ごす際にも刺される可能性があります。発症すると発熱、関節炎、発疹がみられます。全身の強い関節の痛みが特徴的で、年単位で続いて歩行に支障をきたすこともあります。長期滞在を予定している方はワクチン接種を検討するとともに、長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤の使用を心がけてください。

動物曝露と狂犬病

狂犬病

ベトナムでは犬による狂犬病のリスクが全土に存在します。ホーチミンやハノイの市街地でも野良犬を見かけることがあり、工業団地があるビンズオン省やドンナイ省の周辺でも同様です。犬などの動物に噛まれたり、ひっかかれたり、傷口をなめられたりするだけで感染するおそれがあるため、動物との距離を保つことが非常に重要です。発症すると、恐水症、けいれん、意識障害といった症状が現れ、死に至る確率が極めて高い病気です。万が一動物に噛まれた場合は、すぐに傷口を洗浄し、ワクチンと免疫グロブリンを接種する必要がありますが、現地での手配は簡単ではないこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくとともに、むやみに動物に手を出さないなどといった基本的な行動を徹底しましょう。

外傷と破傷風・ジフテリア・百日咳

これら3つの感染症はTdapワクチン1回の接種で同時に予防できます。最後の接種から10年以上経過している方は追加接種を受けることを強くお勧めします。

破傷風

ホーチミンやハノイの建設現場への視察、ビンズオン省やドンナイ省の工場見学など、金属片や土壌に触れる機会がある場面では破傷風のリスクがあります。また、ハイフォンの港湾施設やバーリア=ブンタウ省の工業地帯での作業中に転倒する可能性も考えられます。破傷風菌は土の中に生息し、金属片や木のトゲによる刺し傷、転倒によるすり傷などから体内に侵入します。感染後、数日から数週間で開口障害、けいれんなどの症状が出現し、治療しない場合死に至る可能性もあります。ご自身のワクチン接種歴を確認し、長ズボンや歩きやすい靴を着用する、けがをしたらすぐに傷口を洗浄・消毒するといった基本的な対策を心がけましょう。

ジフテリア

ハノイやホーチミンの空港、混雑した公共交通機関、ビンズオン省やドンナイ省への移動中のバス車内など、人が密集する場所ではジフテリアの感染リスクが高まります。ジフテリアは咳やくしゃみなどの飛沫によって感染するため、近距離での会話や混雑した場所で感染するリスクが高まります。主な症状は、喉の痛み、発熱、扁桃に付く白い膜、首の腫れなどです。ワクチン接種に加え、手洗いやうがい、手指の消毒、マスクの着用などを心がけましょう。

百日咳

ハノイやホーチミンのオフィスビル、ダナンの会議室、工業団地内の換気が不十分な会議スペースなど、密閉された空間で長時間過ごす機会がある方は注意が必要です。百日咳は飛沫やエアロゾルによって感染し、換気の悪い空間では特に感染リスクが高まります。激しい咳が数週間続き、息苦しくなることもあり、夜間の睡眠が妨げられる場合もあります。ワクチン接種に加えて、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用を徹底し、日頃から体調管理に気を配りましょう。

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渡航前ワクチンはトラベルクリニック東京

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