トラベルクリニック東京

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中国渡航時に推奨されるワクチン
Vaccine recommendation
| 推奨ワクチン | 対象 | 接種回数と接種に必要な期間 | 1回あたりの価格 |
|---|---|---|---|
| A型肝炎 | 全ての渡航者 | 1回 | 15,400円 |
| 腸チフス | 全ての渡航者 | 1回 | 14,300円 |
| 狂犬病 | 全ての渡航者 | 2回(1週間) | 27,500円 |
| 破傷風・ジフテリア・百日咳 (T-dap) | 全ての渡航者 | 1回 | 9,900円 |
| 日本脳炎 | 農村部に滞在、 長期滞在する人 | 1回 | 14,300円 |
| チクングニア | 農村部に滞在、 長期滞在する人 | 1回 | 77,000円 |
| B型肝炎 | 医療従事者、 長期滞在者など | 3回(3週間) | 13,200円 |
上記は一例です。 患者様のご要望に応じてワクチンをご案内いたします。
また、上記ワクチンは全て同日に接種可能でございます。
中国で流行している感染症の概要
Disease Outbreaks
食べ物・水でうつる感染症
「高級ホテルや高級レストランしか行かないから大丈夫」「市街地だけの滞在だから安心」という思い込みは危険です。例えば、A型肝炎はごく少量のウイルスでも感染が成立するため、食材の仕入れ・輸送・下処理の段階で混入する可能性は否定できません。
A型肝炎
上海や北京、広州といった大都市での出張でも、地元の飲食店を利用する機会があれば感染リスクは存在します。特に屋台や市場周辺の飲食店では、衛生管理が十分でない場合があります。A型肝炎は、汚染された水や氷、生野菜、カットフルーツなどを口にすることで感染します。発症すると、発熱、吐き気、食欲不振といった症状に続き、黄疸が出ることがあります。また、数週間にわたって強い倦怠感が続くこともあります。地方への出張や長期滞在を予定している方は、渡航前のワクチン接種をお勧めします。
腸チフス
蘇州や深圳の工業団地への出張であっても、昼食時に地元の食堂を利用することは珍しくありません。また、大連や青島などの地方都市では、衛生環境が都市部ほど整っていない地域もあります。チフスは汚染された水や食品から感染します。特に氷、十分に洗浄されていない生野菜、加熱が不十分な料理には注意が必要です。高熱、頭痛、腹痛、便秘や下痢などの症状が続き、完全な回復には、数週間から数カ月を要します。安全な飲食物へのアクセスが難しい長期滞在者や、地方への出張が多い方はワクチン接種を検討してください。
血液・体液でうつる感染症
B型肝炎
中国では交通量が多く、運転マナーも日本とは異なるため、配車アプリやレンタカーを利用した移動中の交通事故リスクは常に存在します。万が一事故に遭った場合、現地の医療機関で縫合処置や注射などの緊急治療を受ける可能性があり、その際に感染するおそれがあります。自覚症状がないことも多いですが、慢性肝炎に至ると肝硬変、さらには肝がんへと進行する可能性がある、決して軽視できない疾患です。また、現地の人との交流を通じて感染することもあります。医療従事者、長期滞在者、出張の頻度が高い方はワクチン接種を強くお勧めします。
蚊が媒介する感染症(都市部でも日中に刺されます)
日本脳
重慶や昆明への出張では、郊外の工場や農村部の取引先を訪問することもあるかもしれません。また、上海や北京の周辺地域でもリスクが報告されています。日本脳炎ウイルスを媒介する蚊は主に水田や農村部に生息し、夕方から夜間にかけて活発になります。日本脳炎は突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。後遺症を残すことや死に至ることもあります。農村部への訪問や長期滞在を予定している方は、渡航前のワクチン接種を検討してください。
チクングニア
広東省の広州や深圳、珠海では2025年にチクングニア熱のアウトブレイクが発生しており、特に注意が必要です。また、雲南省の昆明や浙江省の杭州、寧波でもリスクが報告されています。チクングニアを媒介する蚊は日中でも活動し、都市部のオフィス街や住宅地でも刺されることがあります。発症すると発熱、関節炎、発疹がみられます。全身の強い関節の痛みが特徴的で、年単位で続いて歩行に支障をきたすこともあります。これらの地域への渡航を予定している12歳以上の方は、ワクチン接種を推奨します。長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤の使用も心がけてください。
動物曝露と狂犬病
狂犬病
中国全土で犬による狂犬病のリスクが報告されており、特に内陸部や地方都市では野犬や放し飼いの犬に遭遇する機会が多くあります。成都や武漢、南京などの都市でも、公園や住宅街で犬と接触する可能性があります。犬などの動物に噛まれたり、ひっかかれたり、傷口をなめられたりするだけで感染するおそれがあるため、動物との距離を保つことが非常に重要です。発症すると、恐水症、けいれん、意識障害といった症状が現れ、死に至る確率が極めて高い病気です。万が一動物に噛まれた場合は、すぐに傷口を洗浄し、ワクチンと免疫グロブリンを接種する必要がありますが、現地での手配は簡単ではないこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくとともに、むやみに動物に手を出さないなどといった基本的な行動を徹底しましょう。
外傷と破傷風・ジフテリア・百日咳
これら3つの感染症はTdapワクチン1回の接種で同時に予防できます。最後の接種から10年以上経過している方は追加接種を受けることを強くお勧めします。
破傷風
中国での出張中は、交通量の多い道路での移動や、休日のゴルフ、ジョギングなど、けがをする機会が日本にいるときよりも増えることがあります。上海や北京などの大都市でも、配車アプリでの移動中に交通事故に遭ったり、雨で滑りやすくなった歩道で転倒したりするリスクは常に存在します。破傷風菌は土の中に生息し、金属片や木のトゲによる刺し傷、転倒によるすり傷などから体内に侵入します。感染後、数日から数週間で開口障害、けいれんなどの症状が出現し、治療しない場合死に至る可能性もあります。ご自身のワクチン接種歴を確認し、長ズボンや歩きやすい靴を着用する、けがをしたらすぐに傷口を洗浄・消毒するといった基本的な対策を心がけましょう。
ジフテリア
上海の浦東空港や北京首都国際空港、広州白雲空港などの主要空港では、常に多くの人が行き交っています。また、地下鉄や高速鉄道といった公共交通機関も混雑することが多く、密閉された空間での感染リスクがあります。ジフテリアは咳やくしゃみなどの飛沫によって感染するため、近距離での会話や混雑した場所で感染するリスクが高まります。主な症状は、喉の痛み、発熱、扁桃に付く白い膜、首の腫れなどです。ワクチン接種に加え、手洗いやうがい、手指の消毒、マスクの着用などを心がけましょう。
百日咳
商談や会議で長時間密閉された会議室にいることや、飛行機での長時間移動など、換気が十分でない空間で過ごす機会は出張中に多くあります。百日咳は飛沫やエアロゾルによって感染し、換気の悪い空間では特に感染リスクが高まります。激しい咳が数週間続き、息苦しくなることもあり、夜間の睡眠が妨げられる場合もあります。ワクチン接種に加えて、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用を徹底し、日頃から体調管理に気を配りましょう。

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渡航前ワクチンはトラベルクリニック東京
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