マレーシア渡航に関する医療概要.

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マレーシア渡航時に推奨されるワクチン

Vaccine recommendation

推奨ワクチン対象接種回数と接種に必要な期間1回あたりの価格
A型肝炎全ての渡航者1回15,400円
腸チフス全ての渡航者1回14,300円
狂犬病全ての渡航者2回(1週間)27,500円
破傷風・ジフテリア・百日咳
(T-dap)
全ての渡航者1回9,900円
日本脳炎全ての渡航者1回14,300円
チクングニア6ヶ月以上の滞在者1回77,000円
B型肝炎医療従事者、
長期滞在者など
3回(3週間)13,200円

上記は一例です。 患者様のご要望に応じてワクチンをご案内いたします。
また、上記ワクチンは全て同日に接種可能でございます。

マレーシアで流行している感染症の概要

Disease Outbreaks

食べ物・水でうつる感染症

「高級ホテルや高級レストランしか行かないから大丈夫」「市街地だけの滞在だから安心」という思い込みは危険です。例えば、A型肝炎はごく少量のウイルスでも感染が成立するため、食材の仕入れ・輸送・下処理の段階で混入する可能性は否定できません。

A型肝炎

クアラルンプールやペナンでの商談の合間に立ち寄るローカルフードの屋台や、接待で訪れるレストランでも感染のリスクがあります。A型肝炎は、汚染された水や氷、生野菜、カットフルーツなどを口にすることで感染します。発症すると、発熱、吐き気、食欲不振といった症状に続き、黄疸が出ることがあります。また、数週間にわたって強い倦怠感が続くこともあります。出張のスケジュールに大きな支障をきたす可能性があるため、渡航前のワクチン接種を強くお勧めします。

腸チフス

クアラルンプールやジョホールバルの繁華街にある飲食店、ペナンの有名な屋台街などでも腸チフスの感染リスクがあります。チフスは汚染された水や食品から感染します。特に氷、十分に洗浄されていない生野菜、加熱が不十分な料理には注意が必要です。高熱、頭痛、腹痛、便秘や下痢などの症状が続き、完全な回復には、数週間から数カ月を要します。長期の療養は出張者にとって大きな負担となるため、渡航前にワクチン接種を検討してください。

血液・体液でうつる感染症

B型肝炎

マレーシアでは交通事情が日本とは異なり、配車アプリやレンタカーを利用した移動中に交通事故に遭う可能性があります。緊急搬送された場合、縫合や注射などの医療処置が必要になることもあり、その際に感染のリスクが生じます。また、現地の人との交流を通じて感染する可能性も否定できません。自覚症状がないことも多いですが、慢性肝炎に至ると肝硬変、さらには肝がんへと進行する可能性がある、決して軽視できない疾患です。長期滞在や頻繁な出張を予定している方は、渡航前にワクチン接種を検討してください。

蚊が媒介する感染症(都市部でも刺されます)

日本脳炎

サラワク州のクチンやミリ、ビントゥルなど、東マレーシアの農村部や水田地帯を訪れる際には日本脳炎に注意が必要です。日本脳炎は突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こします。後遺症を残すことや死に至ることもあります。感染リスクのある地域に1カ月以上滞在する方、または農村部への出張が予定されている方は、渡航前のワクチン接種をお勧めします。夕方から夜間にかけて蚊に刺されないよう、虫よけ剤の使用も心がけてください。

チクングニア

クアラルンプールやプトラジャヤの連邦直轄領、ペナン、セランゴール州、ペラ州といった主要なビジネス拠点でチクングニアの感染リスクがあります。この感染症を媒介する蚊は、都市部でも日中に活動し、特に早朝や夕方に活発に刺してきます。発症すると発熱、関節炎、発疹がみられます。全身の強い関節の痛みが特徴的で、年単位で続いて歩行に支障をきたすこともあります。長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤の使用など、蚊に刺されないための対策を徹底してください。6カ月以上の長期滞在を予定している方はワクチン接種も検討してください。

動物曝露と狂犬病

狂犬病

サラワク州では犬による狂犬病感染のリスクが高く、クチンやミリへの出張の際は特に注意が必要です。また、セランゴール州やペラ州、クダ州、ペルリス州でも犬からの感染リスクがあります。犬などの動物に噛まれたり、ひっかかれたり、傷口をなめられたりするだけで感染するおそれがあるため、動物との距離を保つことが非常に重要です。発症すると、恐水症、けいれん、意識障害といった症状が現れ、死に至る確率が極めて高い病気です。万が一動物に噛まれた場合は、すぐに傷口を洗浄し、ワクチンと免疫グロブリンを接種する必要がありますが、現地での手配は簡単ではないこともあります。渡航前にワクチンを接種しておくとともに、むやみに動物に手を出さないなどといった基本的な行動を徹底しましょう。

外傷と破傷風・ジフテリア・百日咳

これら3つの感染症はTdapワクチン1回の接種で同時に予防できます。最後の接種から10年以上経過している方は追加接種を受けることを強くお勧めします。

破傷風

セランゴール州やペナンの製造業が集積する工業地帯への視察、コタキナバルやクチンでの建設現場の訪問など、土壌や金属に触れる機会がある場合は破傷風に注意が必要です。破傷風菌は土の中に生息し、金属片や木のトゲによる刺し傷、転倒によるすり傷などから体内に侵入します。感染後、数日から数週間で開口障害、けいれんなどの症状が出現し、治療しない場合死に至る可能性もあります。ご自身のワクチン接種歴を確認し、長ズボンや歩きやすい靴を着用する、けがをしたらすぐに傷口を洗浄・消毒するといった基本的な対策を心がけましょう。

ジフテリア

クアラルンプール国際空港やペナン国際空港での乗り継ぎ、市内の公共交通機関やショッピングモールなど、人が密集する場所ではジフテリアの感染リスクがあります。ジフテリアは咳やくしゃみなどの飛沫によって感染するため、近距離での会話や混雑した場所で感染するリスクが高まります。主な症状は、喉の痛み、発熱、扁桃に付く白い膜、首の腫れなどです。ワクチン接種に加え、手洗いやうがい、手指の消毒、マスクの着用などを心がけましょう

百日咳

クアラルンプールやペナンのオフィスビルでの会議、換気の悪い会議室での長時間の打ち合わせなど、密閉された空間では百日咳の感染リスクが高まります。百日咳は飛沫やエアロゾルによって感染し、換気の悪い空間では特に感染リスクが高まります。激しい咳が数週間続き、息苦しくなることもあり、夜間の睡眠が妨げられる場合もあります。ワクチン接種に加えて、手洗い、うがい、手指消毒、マスクの着用を徹底し、日頃から体調管理に気を配りましょう。

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渡航前ワクチンはトラベルクリニック東京

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